Bioorganic chemistry

化学・生物応用工学専攻 生物有機化学研究室

Regulation of gene expression

概要

 ヒト全ゲノム配列決定以降,疾病・疾患遺伝子、ガン遺伝子などの病因遺伝子の配列が明らかにされつつあり,疾病・疾患の発病と対象遺伝子の一塩基多型(SNPs)を中心とした遺伝子配列多型との相関について研究が進められている。病因遺伝子群のSNPsと発病の相関が明らかになれば遺伝的な診断・予防・治療が可能となり,遺伝情報発現制御に基づく遺伝子治療の実現が期待される。アンチセンスRNA法は,外部から加えた核酸誘導体に代表される塩基配列特異的核酸結合分子により疾病・疾患に特有の蛋白質や細胞増幅に必要な蛋白質の合成をmRNAの段階で抑制することを基本原理とする。オリゴヌクレオチドを基本としたアンチセンス分子の有用性が報告された一方で酵素的安定性に乏しいことから,核酸構造を修飾・改変した様々な核酸モデルが合成化学的な知見から検討されている。

 P. Nealsenらが開発したペプチド核酸(PNA)は2-アミノエチルグリシンを基本骨格とした核酸モデルであり,

 本研究では,上述の問題点を克服したPNA型核酸モデルによる遺伝子発現制御を目的とした。溶解性の向上と非特異吸着の低減を目的とした分子構造として,polyethylene glycol (PEG)の両末端に8残基からなるPNAを配する核酸モデル(PNA-PEGコンジュゲート)を調製し,遺伝子発現制御について検討した。

研究テーマ

業績

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